8月中旬を過ぎ、そろそろ秋のシギチモードに突入と思いきや、その先陣としてビッグな鳥(少し大袈裟か!?)が旅の途中で寄ってくれました。換羽途中のエリマキシギです。もっとも、数日前から居ついていたとのことですので、寄ったというかんじではないみたいですが。
エリマキシギはいままで秋の渡り中の冬羽の個体を何度か撮ったことがありましたが、夏羽はまったく見たこともありませんでした。それもそのはず、日本で見られるのは基本的に冬羽で私が過去撮ったのも当然、冬羽。そのため、地味な印象しかなく夏羽から冬羽へ換羽中のエリマキといわれても最初は貴重さがわかりませんでした。日本野鳥の会の「水辺の鳥」にも冬羽か幼鳥しか載っていません。
それが数日前には完全な夏羽を見たとか、換羽中の個体がいるとかいろんな噂が立ち、今回機会を見つけて撮る事ができました。
エリマキシギオス 夏羽から冬羽に換羽中
首にエリマキのような黒い羽が残っていますが今にも抜け落ちそうです。
この写真は首の飾り羽も良くわかります。
エリマキシギ アオアシシギと仲良く一緒にいました。
アオアシシギを引っ張ります。
一瞬止まったかと思うと、この後飛ばれました。もちろんアオアシシギもいません。
二年前に撮ったエリマキシギは(水の少ない休耕田にて)冬羽に移行していました。(07年9月)
この年はめずらしく海水系の干潟でも撮ることができました。この色からは夏羽個体想像不可能ですね。
さて、今年は秋のシギチが少ないと皆がいいますが、確かに少ないような気がします。
でもまだまだ、季節的に早いとのいう見方もできます。ここ数週間のシギチの動きに注目してみたいと思います。