首都圏では秋の渡りに数日間のみ見られるノゴマ。噂をつかむと私も夢中になって撮りに行きました。そのノゴマがここ天売島ではここ彼処で普通に見られます。この時期(5月中旬)は朝から夕方まで、海沿いの草地から森の中や市街地のお寺の境内でも鳴いています。しかも縄張り主張のために草木の目立つところでオスがさえずります。きれいなさえずりが聞こえると思うとノゴマかアオジの必ずどちらかでした。
島に到着後、カメラをセットするといきなりノゴマのさえずりが・・・。あっ!あそこにいた!と思ってシャッター連写! その後も連続遭遇しそのたびに連写! ただ、あまりに多くてきりが無いので、その後は見かけても撮りませんでした。いま思えば贅沢なことです。ノゴマは滞在期間最後まで見られなくなることはありませんでした。さすが北海道天売島です。
ノゴマ 木のてっぺんのいいところでさえずります。
ノゴマ あまり目立たないところでもさえずります。
人家の近くの畑でもさえずります。
朝、森の中でも出会えました。
草地の開けているところでさえずりと思っていましたので、森の木の中でさえずるのは意外でした。
笹の草原で
最後は、この時期、やっと咲き始めたエゾ桜でのさえずり。
今回はノゴマを堪能できました。天売でお会いした北海道のBIRDERの方々もここまで棲息密度が濃いところはあまりないと言われていました。ただ、さえずるのはオスばかりで地味なメスは見られませんでしたね。ノゴマをゆっくり、さえずりを聞きながら観察し撮影することができ、これだけでも天売島にきた甲斐がありました。
天売島特集。まだまだ続きます。