休耕田にてアメリカウズラシギとエリマキシギ
 早くもシギチの秋の渡りが始まっているものの、数はまだまだ少なく本格的な渡りはもう少し先というこの時期。夏羽から冬羽に移行中のアメリカウズラシギに出会うことができました。しかもこれも移行中のエリマキシギとともに。アメリカウズラシギは3年前の9月に神奈川県内で出ましたが、そのときは見ることができませんでした。
 7月最終の週末、休耕田にアメリカウズラシギが出ているということで局地的な雷雨が心配な中、少しばかり遠くに出かけてきました。行きの高速は土砂降りでどうなることかと思いましたが、現地についてみるとそれほどではありません。ところが肝心のアメリカウズラシギは出ておらず、大きさのよく似たタカブシギが10羽程度いるだけでした。しかもエリマキシギも行方不明。しばらく待ったものの「早、抜けたか!?」と思い、別の場所に向かい油断していたら「出ているとのこと」。早速引き返して何とか撮ることができました。
(撮影日:2011年7月30日)

アメリカウズラシギ(Pectoral Sandpiper)とエリマキシギ(Ruff)
距離はありましたが、並んで採餌していました。
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アメリカウズラシギ(Pectoral Sandpiper)
数少ない旅鳥です。こちらが静かにじっとしていると近くまで寄ってきました。特徴がよくわかります。胸の細かい縦斑が鮮明で、スパッと腹部の白い部分と分かれています。昨年、ウズラシギを撮りましたが、ウズラシギに比べて赤みが少なく思えました。
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エリマキシギ(Ruff)
 さまざまな図鑑に欧州にいる派手なエリマキシギが載っていますが、私が今まで見てきた日本に来た個体は胸の飾りがある程度です。個人的にはエリマキシギは気品があって好きです。
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エリマキシギは警戒心が強く、常に我々と一定の距離を保ちます。前にいるのはタカブシギです。
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 この日はほかにもアオアシシギ、コチドリ、オオヨシキリ、アマサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ等が見られました。地元の湘南地方の水田ではこの時期、ケリは見られますが渡りのシギチが少なく残念です。無農薬の休耕田自体が減っています。自然の豊かさを大事にしたいものですが難しい問題です。
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by harada5550 | 2011-08-07 22:04
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