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漁港にてクロワカモメ
 今年は仕事もプライベートも忙しくて鳥見にもなかなか行けません。ブログ更新頻度も減ってしまいました。普通の冬鳥のではいまひとつですが、それでも珍しいソデグロヅルには4回行きました。
 そんな中、千葉県のカモメ探鳥地で有名な大型漁港に数回出かけてきました。今年はカモメは当たり年のようで、アイスランドカモメ亜種のカムリアン(kumlieni)とその大型版である通称デカムリアンやカナダカモメも例年より多く見られ、今回はクロワカモメまで確認することができました。これまで確認できた種は、クロワカモメ、カムリアンアイスランドカモメ、通称デカムリアン、カナダカモメ他通常種のセグロ、オオセグロ、ワシ、シロ、ただカモメ、ウミネコ、ミツユビ、ユリと一通りのカモメは飛来しているようです。
 カモメは成長はほぼ識別できますが、幼鳥は難関です。漁港の岸壁にとまっているカモメとカモメ識別権威である氏原氏親子著の「カモメ識別ハンドブック(改訂版)」片手ににらめっこの連続でした。(撮影日:2012年2月4日、26日)


 クロワカモメ(Ring billed Gull) 
北アメリカでは割とポピュラーでイギリスやアイルランドでも毎年多数が確認されます。中型よりやや大きめで特徴はタダカモメ第3回冬羽に似ています.。しかし比較したところ、くちばしのリングがクロワカモメの方がはっきりしていること。肩羽も明らかに色が薄く感じられることから識別できます。日本にやってくるのは非常にまれだそうです。ところが、ここ数年同じ個体と思われる成長が1羽だけ確認されているそうです。私は以前も探しに行きましたが、いままで会うことはできませんでした。
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 こちらタダカモメ(Mew Gull)第3回冬羽と思われる固体。本来タダカモメ成鳥には無いかあっても不明瞭は斑があります。ただし、クロワカモメほど明瞭ではありません。肩羽の色も濃いめに感じられます。
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 このほかにもカムリアン、デカムリアン、カナダも撮れましたので徐々にアップしていきます。
by harada5550 | 2012-02-27 23:29
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