先週前半は東京でも肌寒い日が続きました。高原の夏鳥を探しにいってみましたが、季節的には冬に逆戻りしたかのような天気でした。晴天は期待できないとは思って行きましたが、早朝から小雨、ときには雪やみぞれが舞う天気でした。今年は冬が寒くて長かったせいか、水芭蕉がまだまだ見ごろでした。目的の鳥はコルリとクロツグミでしたが、クロツグミ♀は見かけて、♂はさえずりのみ聞きましたが、コルリは姿も声も確認できませんでした。寒々とした高原でしたが、それでもキバシリやゴジュウカラ、アカゲラ、アカハラにノジコ、キビタキやオオルリ、ミソサザイにも出会えることができました。キバシリとゴジュウカラは木道を歩いているといきなり飛んで近くの木に止まりました。キビタキとアカハラは水芭蕉の近くで採餌していました。
(撮影日:2012年5月9日)
キバシリ(Eurasian Treecreeper)
ゴジュウカラ(Eurasian Nathatch)
水芭蕉とキビタキ(Narcissus Flycacther)
水芭蕉とアカハラ(Brown-headed Thrush)
冷たい雨の中でさえずるノジコ(Japanese Yellow Bunting)
メボソムシクイ(Arctic Warbler)
コサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)
(空抜けですが)巣材をくわえたクロツグミ♀(Japanese Thrush)
遠くの水芭蕉をバックにカイツブリ(Little Grebe)
この日は夕方の帰る時間になってから天気が回復してきました。寒い雨の中の鳥見&撮影でしたが、それはそれで静かな充実した時間をすごすことができました。