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沼畔の水田にてオオヨシゴイ、ヨシゴイ
沼畔の水田にてオオヨシゴイ、ヨシゴイ_d0099854_19324010.jpg 暑い日が続きます。今日も暑かったのですが、7月中旬のこの日も暑い一日でした。梅雨明け直後のこの日は風が強い日でした。多くのヨシゴイが飛び交い、サンカノゴイが毎年確認できるポイントのすぐ近くにオオヨシゴイが見られるということで出かけてみました。「出はよくない。数少ないチャンスを狙うしかない」ということでしたが、午前7時すぎに現地についてみるとやはりまだ確認できないとのこと。沼畔の堤防の上でオオヨシゴイを探します。ヨシゴイは沼畔のヨシ原からたびたび飛び出し、ヨシの中に埋没します。時には水田の方にも飛んでいきます。待ちくたびれた9時半過ぎ。オオヨシゴイらしき個体の頭部が水田の中に見えました。堤防からでは少し遠くで堤防を降りて畦に出てくるのを待ちました。残念ながら畦には出てこずオオヨシゴイは水田の中から飛び立っていきました。その後15時まで場所を変えたりしてすごしましたがこの日のチャンスはこの一回だけ。やはりチャンスは少ないです。つがいで繁殖でもしているのでしたらもいいのですが、オス一羽のみらしいので出がよくないのかもしれません。鳴き声も確認できませんでした。
 かつてこの地域はオオヨシゴイの繁殖地であったらしいのですが激減したそうです。宮古島ではヨシゴイより赤色が強いリュウキュウヨシゴイを探しましたが出会うことはできませんでしたが、幸運にも関東でオオヨシゴイに出会うことができました。

(千葉県にて 撮影日:2012年7月16日)


オオヨシゴイ(Schrenck's Bittern)
 初見初撮りです。ヨシゴイと比較して体上面が茶褐色で識別は容易です。



 出会いはこの飛び出しの一回のチャンスのみ。
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  ヨシゴイ(Yellow Bittern)
  ご存知ヨシゴイです。サギの中ではもっとも小型です。全国的に見られますが、夏になるとどこかで出会いたくなります。
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 カンカン照りのこの時期、野鳥観察には帽子と日焼け止めと首巻タオルが必須です。青々とした水田の中を飛びかうオオヨシゴイとヨシゴイは日本のBIRDERにとって夏の風物詩です。
by harada5550 | 2012-08-05 19:31
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