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コクガン Brent Goose (関東まで南下してきました)
 明け方天気の怪しかった土曜日。友人とともに九十九里方面を北上してきました。目的はコクガンを見ることです。このところコクガンが関東で観察されています。二年前にも東京湾奥で観察されたことがありましたがその時は行かれませんでした。通常、北海道、東北北部までしか南下しないそうです。
 この日は九十九里から海鳥を見ながら北上し目的のコクガンのいる港へ。この日の九十九里海岸は明け方の予想に反して晴れてきて、波も穏やか。カモメ類などの大群は海の上を舞っていました。先日、訪れたときは海がシケていて港にカモメの群が避難していました。
 さて、お目当てのコクガンですが、ポイントに着くと拍子抜けするほどあっさり見つかりました。迷鳥のためか一羽のみポツンといて、アマモでしょうか、海草を盛んに食べていました。ここは食べる分には十分なアマモがあってしばらく居てくれるかもしれません。

コクガン 今回は飛翔姿が撮れました。
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海に浮かぶ姿は気品があります。首の白い模様は不鮮明のため若鳥と思われます。
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海の上からの駆け出し、飛び出しです。(連続で4枚)運良く撮れました。
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港の岸壁上にあがってきました。
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全体にやや白く、羽縁も白く、首の模様も明瞭ではなく若鳥の特徴がよく出ています。
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この個体は人に対する警戒心があまりありません。
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間近で観察できました。
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ここは餌が豊富です。しばらく居てくれるかもしれません。
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 コクガンは関東以南でも毎年、観察記録があるそうですが局地的で毎年決まったところではありません。「海を生活の場とする唯一のガンで内陸の湿地に生息環境を依存する他のガンとは異なる(「日本の野鳥590」)」そうです。また、国の天然記念物でしかもレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類です。今回は幸運にも出会うことができました。この迷いコクガン君も渡って行くときには、元気に元の群れに戻ってくれることを願います。
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by harada5550 | 2009-12-27 09:25
外洋の鳥たち(フルマカモメ、ハイイロウミツバメ)
 先週、銚子で撮ったフルマカモメとハイイロウミツバメを載せます。いずれも外洋の鳥で間近で見られることは滅多に無いそうです。この日の外洋は大シケで波が防波堤を超えて港内に入るほどでした。このような時は港内に避難して来る外洋の鳥に会う事が期待できます。そのため(前回のブログにも書きましたが)近所でウミスズメが出ているにもかかわらず、ベテランBIRDER氏とともに銚子行きを決行しました。 結果は二種類の珍鳥に出会うことができました。

フルマカモメ  Nortern Fulmar 
 まず、フルマカモメですが、カモメといってもミズナギドリ目の仲間でカモメよりアホウドリのほうが近い鳥です。ミズナギドリの中ではカモメに似た体系のためか「フルマカモメ」というそうです。大きさもウミネコとほぼ同じ49cm程度です。北太平洋の亜寒帯全に棲息し日本では北日本の太平洋側沖合いで見られるそうです。白色型、淡色型、暗色型があり日本では暗色型が多いそうです。この個体も暗色型です。

フルマカモメ暗色型です。2羽確認できましたが、1羽は衰弱していましたがこの個体は比較的元気でした。
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風にのって飛び立ちます。羽がボロボロで荒波を超えて非難してきたようです。
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海面近くを飛ぶのはミズナギドリを思わせます。
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港内を 高く飛びました。
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まだまだ、元気に思われたのですが・・・
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次の日は消息がわかりませんでした。
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ハイイロウミツバメ Fork-tailed Storm-petrel
 北太平洋北部で繁殖し、日本では本州北部以北の沖合いに渡来します。ウミツバメは黒っぽい種類が多いのですが、本種は淡青灰色で見間違うことはありません。フルマカモメと同じくミズナギドリ目ですが、大きさは21cmほどです。この日は3羽いたそうですが、私が確認できたのは2羽でした。

ハイイロウミツバメ ツバメのようにひらひらと水上を滑空します。
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もう一枚 滑空写真
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手前にセグロ若のようなカモメがいますが、時おりハイイロウミツバメを追っていました。
その後、何と1羽のハイイロウミツバメは捕食されてしまったそうです。写真に撮られた方がいました。
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時々 足を水面につけて、また飛び立ちます。
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水面に降りました。
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波間にただよいます。このように間近(といっても50mは離れていますが)で見られることは滅多にないそうです。
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 後日談になりますが、私の行った土曜日には二種類とも元気に飛んでいましたが翌日の日曜日にはフルマカモメは発見されず、ハイイロウミツバメは衰弱した個体を間近に見られたそうです。日曜日も海は荒れていたようですので外洋に戻ったとは考えにくいので心配です。舳倉島でも銚子でも、滅多に見られない鳥を見ることができますが、長旅の途中で疲労しきっている場合が多く、そのような状況を考えると複雑な気持ちになります。自然の厳しさを感じるとともに野鳥たちのたくましさを感じます。なるべく遠くで、おどかさないように観察していきたいものです。
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by harada5550 | 2009-12-20 23:47
湘南のウミスズメ
 地元湘南でウミスズメに会うことができました。このところ、湘南方面で数箇所で観察されているそうです。今年は春に銚子付近で岩の上に上がっているウミスズメを見ることができました。(09年4月19日の記事に載っています) その時は本来のウミスズメの姿である海面上に浮かんで採餌している姿は撮ることができませんでした。本来、沖合いにいる鳥ですので、船に乗って見に行かない限り近くで見られないような鳥です。今回は運良く桟橋から間近で見ることができました。しかも我が家から歩いていける場所でした。
 今日のウミスズメは2羽いました。朝方はまったく出てくる気配がなくあきらめて帰ろうとしたときに、いきなりどこからともなく現れました。そして採餌のために潜って海中を「飛び回り」小魚を採り、離れた場所に浮かび上がります。しばらくそれを繰り返すと、また、どこかに行ってしまいます。「ピーピー」という鳴き声が可愛く、なるほど「ウミスズメ」という名前も実感しました。

ウミスズメ 沖合いにいることが多く間近に見られて感激です。
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ウミスズメ 潜水の瞬間です。
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羽をぱたつかせて
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二羽仲良く並んで
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こちらカンムリカイツブリ 海洋系のカイツブリです。ペアでいました。
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二羽で寄り添うように飛んでいきました。
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カンムリカイツブリの海の浮かんでいるのはよく見ますが、飛んでいるのはあまり見たことがありません。
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 週末は我が家の近所でウミスズメを見られるという情報がありましたが、土曜日は銚子行きを決行しました。そろそろカモメ類が「いい時期だろう」と思ってベテランBIRDER氏と前々から計画していたものです。ウミスズメに後ろ髪を引かれながら行きましたが正解でした。銚子では外洋が荒れていたせいか、海鳥が港内に避難していて思いがけない鳥に会う事ができました。(後日掲載します)
 そして翌日の日曜日にウミスズメを撮ることができ、海鳥三昧の素敵な週末をすごすことができました。
 
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by harada5550 | 2009-12-13 23:49
冬の青い鳥と赤い鳥
 今週末日曜はカラっと晴れ渡り、湘南地方では雪をかぶった富士山が間近に眺められました。午前中は海岸線をジョギングし、午後からは用事があったため今日は鳥撮りはできません。昨日は天気がもつだろうと午後からアリスイの公園に行ってみたら本降りになってしまい、アリスイどころかモズやアカハラも撮れませんでした。「今年は冬は野鳥の数が少ないですね。ヤマシギは先週はいったのに今日はダメ。めずらしいのもこのところ見られないし」などと会話をしながら過ごすもシャッターを一回も押さずに撤収。
 最近の掲載するものがなくなりましたので、前回ルリメスを掲載しましたから、まだ掲載していない過去のルリオスを載せさせて頂きます。撮った時期は2月ですが、青色のしっかりした綺麗なルリオスでした。同じ日に撮りましたベニマシコを一緒に載せてみます。

ルリビタキ 西日を体全体に浴びて
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ルリビタキ 岩の上で
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ルリビタキ お気に入りのお立ち台から振り返り
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ルリビタキ 青の綺麗な個体でした。
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ベニマシコ フワフワのセイタカの上で
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ベニマシコ この木は何の木でしょうか?
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ベニマシコ 偶然撮れた飛び出し
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 このごろ、鳥見の傾向が変わってきまして水鳥や珍鳥狙い、飛びモノ狙いになってきました。鳥を見始めたころにカワセミやルリビタキオスに感動していました。「そー言えば、最近撮ってないな~。」なんて思って過去の写真を探してみると、改めてその美しい青さにハッとさせられます。身近にこんな綺麗な鳥がいるのを知ったときの感動を思い出しました。
 
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by harada5550 | 2009-12-06 13:15