<   2010年 05月 ( 6 )   > この月の画像一覧
天売島にて海鳥と春の渡り-4(ノゴマ)
 首都圏では秋の渡りに数日間のみ見られるノゴマ。噂をつかむと私も夢中になって撮りに行きました。そのノゴマがここ天売島ではここ彼処で普通に見られます。この時期(5月中旬)は朝から夕方まで、海沿いの草地から森の中や市街地のお寺の境内でも鳴いています。しかも縄張り主張のために草木の目立つところでオスがさえずります。きれいなさえずりが聞こえると思うとノゴマかアオジの必ずどちらかでした。
 島に到着後、カメラをセットするといきなりノゴマのさえずりが・・・。あっ!あそこにいた!と思ってシャッター連写! その後も連続遭遇しそのたびに連写! ただ、あまりに多くてきりが無いので、その後は見かけても撮りませんでした。いま思えば贅沢なことです。ノゴマは滞在期間最後まで見られなくなることはありませんでした。さすが北海道天売島です。

ノゴマ 木のてっぺんのいいところでさえずります。
d0099854_2322685.jpg

d0099854_2325954.jpg

ノゴマ あまり目立たないところでもさえずります。
d0099854_2342584.jpg

人家の近くの畑でもさえずります。
d0099854_2351972.jpg

朝、森の中でも出会えました。
d0099854_2364586.jpg

草地の開けているところでさえずりと思っていましたので、森の木の中でさえずるのは意外でした。
d0099854_238860.jpg
d0099854_238218.jpg

笹の草原で
d0099854_2392473.jpg

最後は、この時期、やっと咲き始めたエゾ桜でのさえずり。
d0099854_23105239.jpg


 今回はノゴマを堪能できました。天売でお会いした北海道のBIRDERの方々もここまで棲息密度が濃いところはあまりないと言われていました。ただ、さえずるのはオスばかりで地味なメスは見られませんでしたね。ノゴマをゆっくり、さえずりを聞きながら観察し撮影することができ、これだけでも天売島にきた甲斐がありました。
天売島特集。まだまだ続きます。
[PR]
by harada5550 | 2010-05-29 23:05
天売島にて海鳥と春の渡り-3(ヒタキ類)
 渡りの人気の小鳥といえばヒタキ類です。春の渡ってくるオオルリ、キビタキ、秋の渡りのエゾビタキ、ムギマキ、コサメビタキ。ここ天売島では両方の渡りのヒタキに会うことができました。
 特にムギマキは昨年秋に戸隠にこの鳥目的で行ったのですが、残念ながら見ることができませんでした。本来、ムギマキはその名のとおり秋の「麦蒔き」の時期の鳥。ところが私は春の「渡り」でしかも日本海側の島でしか見たことがありません。年によっては関東にも現れますが私はそこでも会えていません。今回も期待していませんでしたがやっぱりあのオレンジ色には感動です。

ムギマキ 森を歩いていると黒い鳥が目の前を横切りました。
d0099854_22505041.jpg

ムギマキ 早朝の天売島の森の中での出会いです。
d0099854_2252114.jpg

ムギマキ 森の中に消えていく中で胸のオレンジが強烈でした。
d0099854_22531035.jpg

エゾビタキ この鳥も関東では秋の鳥です。ここエゾではどうなのか?
d0099854_22541447.jpg

コサメビタキ やっぱり目がパッチリです。
d0099854_2255812.jpg

コサメビタキ この鳥に会うと得した気分になります。
d0099854_2256219.jpg

キビタキメス 実はお墓のブロックの上にいます。
d0099854_2257480.jpg

オオルリ オスとメス 離島のオオルリはどうも元気がありません。時にオスは長旅の疲れかが見えます。
d0099854_22582635.jpg
 
オオルリ メス こちらは元気に飛び回っていました。
d0099854_22591265.jpg

オオルリ メス (天売島の中では)街中での撮影です。
d0099854_232795.jpg


 ここ数年、春の渡りの季節は離島を訪れています。少し遠くてもまとめて撮ることができます。あまり効率を求めるのも何ですが、密度の濃い鳥見になること間違い無しです。
 天売島特集、まだまだ続きます。
[PR]
by harada5550 | 2010-05-27 22:39
天売島にて海鳥と春の渡り-2(ムシクイの仲間)
 「天売島にて海鳥と春の渡り」第2回目はムシクイの仲間です。ムシクイは動きが素早くて、写真の構図を決める余裕はまず、ありません。とにかくレンズに導入して、それで追いかけて素早くピントを合わせてシャッターを切るといった感じです。双眼鏡で探してそれからカメラで導入なんてしていたらどこかに行ってしまっています。中でもカラフトムシクイは素早さでピカイチかもしれません。天売島ではこの時期カラフトムシクイが入ってきており、会うチャンスはあるのですが、とにかく早くて撮ることがむずかしいです。
 道北の天売島はカラフトまで近いためかカラフトムシクイはよくいるそうです。他にエゾムシクイ、センダイムシクイ、キクイタダキ、ウグイスとムシクイの仲間を載せます。


カラフトムシクイ 結局このカットのみ。しかもヤナギの新芽がかぶってしまいました。エゾムシクイが出た場所で待っていたら、お出ましです。
識別は、ムシクイ類では最小。2本の黄色い翼帯と太く黄色い眉斑があることです。
d0099854_23193859.jpg

エゾムシクイ こちらも素早いですが、まだ楽です。
d0099854_23212984.jpg

エゾムシクイ 昨年、舳倉島で見かけて以来です。
d0099854_23241120.jpg

センダイムシクイ この鳥はさえずりますからすぐわかります。比較的撮りやすいムシクイです。
d0099854_23312984.jpg

センダイムシクイ ただ、この時はさえずらなくて戸惑いました。
d0099854_23321577.jpg

センダイムシクイ 頭央線と黄色い嘴が特長です。
d0099854_23335633.jpg

キクイタダキ 頭部の黄色が少ないのでメスだと思います。
d0099854_23343320.jpg

キクイタダキ 松の上にいたのですが、これも素早いです。
d0099854_23351538.jpg

ウグイス いつもは声はすれども姿が見えずといった感じですが、天売島では目立つところに出てくるそうです。
d0099854_23361580.jpg

ウグイス ぱっと飛び立ちました。
d0099854_2337183.jpg


 カラフトムシクイは08年の1月に都内に出現し話題となりましたが、人の多さと、鳥自体のすばしこさで行く気がしませんでした。今回は数名のBIRDERの方と静かに観察することができました。「天売島にて海鳥と春の渡り」まだまだ続きます。
[PR]
by harada5550 | 2010-05-23 23:05
天売島にて海鳥と春の渡り-1
d0099854_04618.jpg GWの次の週末、北海道の天売島に行ってきました。例年ですとこの時期は渡りの鳥を求めて舳倉島に行くのですが、今年は渡りの鳥に加えて海鳥を見るために天売島まで遠出です。
 初めて訪れた天売島は60万羽のウトウの繁殖地、赤い足の愛くるしいケイマフリの繁殖地、さらには渡り鳥の休憩地であり、期待を裏切らないエキサイティングな島でした。ただ、波の状態が悪くて、メインとしていた観光船による海鳥ウォッチングはできず、オロロンと呼ばれるウミガラスも見られませんでしたが、羽幌から天売島までの行き帰りのフェリーでケイマフリ、ウトウ、オオハムは見ることができました。
 これから数回にわたり天売島で見られた野鳥を掲載します。


ケイマフリ 今回の目的がこの鳥です。羽幌から天売島までにフェリーで早くもお出ましです。
d0099854_063067.jpg

ケイマフリ ウミスズメ科の鳥です。夏羽では全身ほとんど黒く、目の周りが白くなります。
d0099854_074559.jpg

ケイマフリ 海面を駆けての飛び出しです。
d0099854_0113537.jpg

赤い足が特徴です。
d0099854_0121848.jpg

夏羽では全身ほとんど黒く、目の周りが白くなります。
d0099854_0125941.jpg

陸上の崖の上から俯瞰した8羽のケイマフリ。本当は観光船から間近に見る予定でした。
d0099854_0143893.jpg

オオハム夏羽 これもフェリーにて対面です。先日、銚子沖で見ましたが再会です。
d0099854_0171595.jpg

オオハム 海面を駆けての飛び出しです。
d0099854_018894.jpg

d0099854_0191842.jpg

オオハム 初めはシロエリオオハムと判断しましたが、下尾筒基部に黒褐色の帯がないのでオオハムとし、改めます。
d0099854_0193421.jpg

フェリーに近づきすぎてあわてて飛び出すオオハム
d0099854_0204351.jpg

 
 いままでの写真はすべて往きのフェリーで撮った写真です。ケイマフリ、オオハムと今回の目的の鳥が早くも見ることができました。
 さて、島についてから観光船にて更なる接近戦か。と思いきや海の状態が悪くて3日間とも欠航してしまいました。6月になると海も穏やかになって、ぐっと条件がよくなるそうで、海鳥ウォッチングとしては少し早かったみたいです。
[PR]
by harada5550 | 2010-05-20 23:50
住宅地の公園にてツミ
 このところ、週末に仕事がはいりめずらしく週中に更新です。少し前になりますがGWに県内の住宅地の公園にツミを探しにいきました。探すといってもそこは私鉄駅からすぐの住宅地の中の公園。先客のカメラマンの方に聞いたほうが手っ取り早いということで「おはようございます。どんな具合ですか?」と質問。「メスは出ていたけどここ一時間ぐらい出ていない」とのこと。しばらくご一緒させていただきカメラをセットしていましたが出てくる気配なし。近くで「ギャーギャー」とカラスと同じ鳴き声のオナガがひっきりなしの騒ぐので、ヒマつぶしにカメラを構えていたら、先ほどの方の姿が見えません。「これは出ているな」と直感。すかさず見つけて(カメラマンをです)、ツミのメスを確認。枝かぶりの中、どうにか抜けるところを見つけて撮影開始です。

ツミ メスですが猛禽らしい凛々しさです。
d0099854_23195679.jpg

ツミ メス オスがもってきた獲物で食事です。
d0099854_23205394.jpg

少し跳ねるも、すぐ着地。
d0099854_23221549.jpg

やっぱり凛々しい!
d0099854_2322464.jpg

といっても、オスが近付いてくると・・・いきなり!
d0099854_2325130.jpg

でもこのときは未遂でした。
d0099854_2326202.jpg

この瞬間、レリーズを握り締め、あわててシャッター押していました。
d0099854_23264579.jpg

ツミ オス いいところに出てきません。なんとか露出上げて逆光のなかで撮りました。
d0099854_23283620.jpg

メスは羽を伸ばしてリラックス。
d0099854_2329163.jpg

d0099854_2331890.jpg


 このところ、海鳥にはまっていまして、久しぶりの「山野の鳥」です。このツミの夫婦は昨年に引き続きここで営巣しそうです。電車の線路と隣り合う住宅地の公園。「えっ! こんなところにツミがいるの!?」という感じのどこにでもあるような公園です。そんな公園にもこのツミ夫婦にとっては居心地のいい我が家なんでしょうね。
[PR]
by harada5550 | 2010-05-12 23:21
海鳥ウォッチング-4(クロアシアホウドリ、オオミズナギドリ、シロエリオオハム)
 GWは連日好天に恵まれ、皆様いろいろなところに出かけられたと思います。私は前回の城ヶ島からの海鳥ウォッチングに引き続き、今回は沖合い観光船からの海鳥ウォッチングに行ってきました。城ヶ島で見たアホウドリ幼鳥を写真に撮れなかったのが残念で「こんどこそは!」と期待していきました。
 この日は海が穏やかであったものの4月には「あれほど」見られたウミスズメ、ウトウ、ハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリがほとんど見られませんでした。ただ、オオミズナギドリだけは終始、船のまわりを飛んでいました。そのかわりアホウドリ(亜成長)、クロアシアホウドリ、オーストンウミツバメ、夏羽のシロエリオオハムを見ることができました。海は確実に季節が変わっていることを実感します。

クロアシアホウドリ 気がつくと船の反対側で群れで浮かんでいました。8羽いました。晴天の逆光でしかも被写体が黒いため露出を上げてなんとか撮りました。
d0099854_15575527.jpg

クロアシアホウドリ アホウドリ類の中ではポピュラーですが、ヤッパリ感動です。
d0099854_1558487.jpg

クロアシアホウドリ 正面からの飛翔写真。真正面すぎました。横を向いたときは波間に隠れてしまいました。
d0099854_1602020.jpg

オオミズナギドリ 終始、出っ放しでした。青い海バックに気持ちよく飛んでくれます。
d0099854_1614260.jpg

オオミズナギドリ 船を追いかけてきます。
d0099854_1621726.jpg

オオミズナギドリ 海上を駆けて飛び上がります。
d0099854_163444.jpg

オオミズナギドリ 船の近くの水面ギリギリを滑空します。
d0099854_1634712.jpg

ハシボソミズナギドリ 前回、あれほどいたのに今回はほとんど見られませんでした。
d0099854_1661262.jpg

シロエリオオハム 夏羽になりかけです。手前はオオミズナギドリ。
d0099854_168196.jpg

ソロエリオオハム 夏羽です。この日は岸に近付くとアビ類が次々と船を横切りました。
d0099854_1691372.jpg

岸辺近くを飛ぶ二羽のシロエリオオハム
d0099854_16105896.jpg

d0099854_16115885.jpg このように、今回は海上に浮かんでいるだけですがクロアシアホウドリと飛びモノの夏羽シロエリオオハムを撮る事ができました。特にシロエリオオハムの夏羽は冬とはまったく違う鳥のように思え感動です。
 ただし、残念ながらアホウドリとクロアシアホウドリの飛翔シーンは写真に撮ることができませんでした。近いうちにまた再チャレンジしようと思います。出費が心配ですがしばらく海に通うことになりそうです。
[PR]
by harada5550 | 2010-05-05 15:53