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海岸にてキョクアジサシ
 湘南の海岸にまたもや珍鳥出現です。めずらしいアジサシ中のアジサシ。キョクアジサシです。
 その名のとおり、北極から南極まで渡ります。その距離実に2万km。それを往復するのですから1年で4万km。しかも自力で渡るのですからすごいものです。夏は北極で繁殖するそうですが、この個体は迷鳥として日本にやってきたのでしょう。気になるのは滞在時間の長さ。私は23日の金曜日の朝、出勤前の1時間半で観察、撮影したのですが、20日火曜日に発見されてからずうっといるとか。翼の一部で皮脂が少なくなり濡れているようにも見えますので、元気がないかもしれません。日本にくる迷鳥は本来のル渡りのルートからはずれている場合が多く、体力的にも弱っている場合が多く、そのため落鳥するものもあると聞いています。このキョクアジサシもその可能性がありますが、できれば元気に飛び立って再び長距離を渡っていって欲しいものです。
 
キョクアジサシ クチバシと足が赤く、クチバシは短かく、足は極端に短かく、尾が長いのが特長です。
また、雨覆羽がグレーであるのもし識別ポイントです
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頭部を中心としたアップ写真。このとき実に」距離10m以下。アジサシ類がこんなに近くで撮れたのは初めてです。
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ベニアジサシ 最近撮った写真です。比較として掲載します。ベニアジサシも足が短く、尾が長いのが特徴ですが、こちらのほうが足は格段に長いです。他の識別ポイントはベニアジサシはお腹が白くほんのりピンク色がかっていることです。
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クロハラアジサシ これも比較のために掲載です。色はこちらのほうが黒っぽいですがよく似ています。やはり足の長さが全く違います。
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再びキョクアジサシ 朝陽をあびた振り返りです。
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キョクアジサシ 飛び出し3枚。翼を伸ばして伸びーの姿勢。
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一気に飛び出し。
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残念! 顔が羽で見えません。燕尾の特長がよくわかります。
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毎年、この季節はアジサシの便りが聞かれます。中にはコアジサシのように日本で営巣してコロニーをつくります。アジサイは夏の強烈な太陽の下、沖縄で一度撮りたいと思ってました。ところが湘南でこの珍鳥出現。湘南の海も油断できないものです。
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by harada5550 | 2010-07-25 22:02
槍ヶ岳(槍沢から) 梅雨明けの北アルプスにて
 梅雨明けの週末。連休を利用して北アルプスの槍ヶ岳に行ってきました。上高地から梓川沿いの登山道を北上。残雪の残る槍沢からのメインルートで行きました。
 今回は野鳥撮影が目的ではなく登山そのものが目的です。そのため重たい望遠レンズは持っていきませんでした。
 上高地からの森の遊歩道は、そこ彼処でコマドリとミソサザイがさえずっていました。少し標高が高くなるとあの「ジョロジョリジョリ」といったメボソムシクイの鳴き声がしてきます。さらに登ってハイマツ帯になるとカヤクグリが。そして樹林限界をこえて雪渓の岩の上にはイワヒバリがさえずっていました。
 途中、雷雨にも見舞われましたが天候にも恵まれ、残雪の北アルプスの風景と野鳥観察、高山植物を満喫することができました。

上高地 河童橋と穂高岳
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上高地から梓川沿いを歩くとミソサザイの声が聞こえます。
(野鳥の写真はすべて今回の山行で撮ったものではありません。今回、鳴き声を聞いた野鳥の過去の写真を載せています。)
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同じくコマドリがそこ彼処でヒンカララとさえずっています。コマドリの棲息密度の濃さは驚くほどでした。
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「ジョリジョリジョリ」とメボソムシクイも鳴いています。
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ハイマツ帯になるとカヤクグリが出現です。
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樹林限界を超えた雪渓の岩にはイワヒバリのカップルが飛び交います。
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雪の残る斜面とミヤマキンポウゲ。高山植物も豊富でした。
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槍ヶ岳山頂直下で黄色のミヤマキンバイのなかにシロツメクサが控えめに咲いていました。
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花の咲く前のイワベンケイ? だと思います。
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華麗なハクサンイチゲも豊富でした。
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ここからは山の写真です。槍沢を登るとき雷雨に会いましたが、晴れ上がると虹がかかりました。
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槍ヶ岳山荘からの槍の穂先です。
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槍ヶ岳山頂にて。時間は朝の5時です。近くは穂高連峰。はるか遠くに富士山が望めます。
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下山途中の槍沢の雪渓です。今年は例年になく雪が多いそうです。
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d0099854_2359422.jpg今回の山行では野鳥は撮りませんでしたが、野鳥の密度は濃かったです。写真は載せませんでしたが、オオルリ、キビタキ、ウグイスの鳴き声やイワツバメも確認できました。特にイワヒバリとイワツバメは山頂付近を飛び回っていました。イワヒバリは近くに止まるのですが、18-70mmズームレンズしかもっていませんでしたので、とってもゴマ粒のようです。以前の北岳には18-200mmズームを持っていったので次回は少し重くなりますが、それを持っていこうと思います。
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by harada5550 | 2010-07-19 23:55
砂浜にてアジサシ類(ベニアジサイ、クロハラアジサシ、アジサシ、コアジサシ)
d0099854_1851328.jpg 太平洋に臨む広い砂浜にアジサシ類を見に行ってきました。ここはコアジサシの繁殖しで地元自治体をはじめ保護に努めています。もちろんコアジサシの繁殖地は縄が張ってあり立ち入り禁止です。明確に場所を区分して立ち入り禁止にしているほうが安心です。ただしアジサシのほうは立ち入り禁止区域に関係なく、波打ち際まで出てきます。私が訪れた日はコアジサシのほかアジサシ、ベニアジサシ、クロハラアジサシも観察することができました。
 内陸性で沼などでよく観察されるクロハラアジサシがいたので写真を撮っているとコアジサシがしきりに鳴いています。気がつくと何と私を威嚇しています。営巣地の立ち入り禁止区域ではないですし、足元にも営巣は確認できませんでしたが、コアジサシの重要な場所と思われますので早々に退散しました。釣り人が数人いるほかは私だけでしたのが、コアジサシが威嚇してくるのは初めてでした。

ベニアジサシ⇒



ベニアジサシ アジサシの中に足が赤い胸がほんのりピンク色がかったベニアジサシがいました。
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クロハラアジサシ 本来内陸性で海岸ではあまり観察されないと聞いています。全体的に色が濃い印象です。
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クロハラアジサシ 飛び出しです。ライファーでしたので感激しました。
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コアジサシ 給餌しようとしてましたが、この時は失敗でした。
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コアジサシとアジサシ 曇り空でしたが海がバックが似合います。
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アジサシ 本当は晴れた海バックで撮りたいですね。
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アジサシ 飛び出しです。コアジの成鳥と幼鳥と一緒に。
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オオソリハシシギとオバシギ 多くのアジサシの中に3羽だけいました。
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 アジサシというと晴れた日の海をバックに飛翔姿という印象ですが、この日は小雨もぱらつく生憎の天気。そのせいか釣り人以外は人も少なくのんびりと観察できました。ただ、気になるのが「海岸への自動車の乗り入れ!」。アジサシの群れの中を4WD車が突っ切って行きます。地元自治体のたて看板でも「自動車乗り入れ禁止」と書かれていますが、お構いなく数台の車が砂浜に乗り入れています。釣り人やレレジャーの人でしたが、自然保護の観点ではもちろん、モラル違反ですので止めていただきたいと思いました。
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by harada5550 | 2010-07-11 18:51
休耕田にてレンカク
d0099854_113035100.jpg 先週末、レンカクを撮りに遠出してきました。日本では滅多に見られない鳥です。早朝、本降りの雨でしたが、せっかくのレンカクでしたし、天気予報も「時より晴れ間も出る」ということで出かけることにしました。 
 ポイントに着くとすでに大勢の方が集まっていました。レンカクは4年前に撮っていますが、そのときは背景が蓮の葉できれいでしたが距離がありデジスコでやっと撮ったという感じでした。今回は距離は近いものの背景が難しいところです。朝方のレンカクは数10分おきに飛んできて、餌をついばみ、また飛んで去るというパターンの繰り返しでした。が、昼ごろにかけては飛んでいかずにずっと出っ放しという感じでした。背景のきれいなところにはなかなか行かないためシャッターチャンスはあまりなかったのですが、久しぶりのレンカクはやはり美しい鳥でした。



レンカク 飛び立ってはしばらくすると・・・・・
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また、戻ってきます。朝方はこれの繰り返しでした
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昼過ぎになると慣れてきたのか、ずっと居てくれました。
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時にはこんなに水につかって・・・
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やはり足が出ていたほうが綺麗です。
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時には草地まであがってきます
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ノビをしてリラックス
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レンカク どことなく南国系です。
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 残念なことにここのレンカクは30日以来見られなくなりました。また、静かな休耕田にもどっていることと思います。ところが今度は別の個体が別の場所にでているとか。地球温暖化の影響でしょうか。このところ南国の鳥が飛来する回数が多くなってきたような気がします。
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by harada5550 | 2010-07-03 11:31