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秋の舳倉島にて-3 (マヒワ、アカモズ、コサメ、アトリ)
 今回、私の行った時期には多くのマヒワがいました。海の上を渡ってくるため空腹なのか、種類はわからないのですが草の実に群がっていました。近づいても食べるのに必死で逃げようとしません。ここでは鳥たちの過酷な渡りの本当の姿を垣間見ることができます。こちらもできるだけ邪魔をしないようにしていますが、静かにしていると鳥のほうから近づいてきます。というよりは人など気にしている余裕がないのかもしれません。今回は他に、アカモズ幼鳥、アトリ、コサメビタキを載せます。

マヒワ ノートリです。500F4に1.4テレコンを着けていましたが、こんなに近くで撮れたことはありません。
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同じ場所の別の個体です。
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草に群がるマヒワの群れ
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チャキンチョウspのヨコを飛ぶマヒワ
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アカモズ幼鳥 雨の中、獲物をねらっていました。
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アトリ 島にはアトリの群れも多かったです。
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アトリも間近に飛んできました。
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コサメビタキ 早朝の海岸の岩の上で。 渡ってきたばかりかもしれません。
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 舳倉島に行くと毎回、このような鳥たちの力強さを感じます。春に、道にたたずんで飛ぼうとしないオオルリやキビタキを見たときに、思わず応援したくなったことを思い出しました。
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by harada5550 | 2010-10-24 00:33
秋の舳倉島にて-2 (チャキンチョウsp 他)
 今回の舳倉島ではチャキンチョウsp(種:Species)を撮れたことも大きな収穫でした。篭脱けの例もありますが、日本だと非常にまれな鳥だと思います。大型のホオジロ類でメスもしくは冬羽はズグロチャキンチョウかチャキンチョウか識別は困難を極めます。図鑑など参考文献調査や今回、同行のベテランBIRDER氏や海鳥EXPERT氏とも議論を重ねた結果、私なりに推定ズグロチャキンチョウではないかということにします。識別ポイントは肩から上背が薄い赤茶色であること(チャキンチョウは薄い黄緑色)。嘴が大きくやや湾曲していること(チャキンチョウは直線的)、頭頂の縦斑がやや鮮明なこと(チャキンチョウは不鮮明)等です。(Colliins BIRD GUIDEから) 本来の生息地は繁殖地のカスピ海沿岸からギリシャにかけてと越冬地のインド方面ですが、舳倉島でも近年観察されており「ロシア・沿海州付近に繁殖地をつくった個体群が、日本海を北から南へ渡る際、舳倉島を経過地にしているのではないかと推測する。」(2008年10月6日の北國新聞社記事より)ということです。
 同日撮りましたがコホオアカもホオジロの仲間です。一緒に掲載します。

チャキンチョウsp 情報を聞いて探しましたが、マヒワの群れの中に少し大きいのがいると思ったら「それ」でした。
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飛び出しです。下尾筒のかなり黄色いのがよくわかります。
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静かに待っていると目の前8mぐらいの草に止まってこちらを見ていました。
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同じ場所のトリミングです。やや湾曲した嘴、縦斑のある頭頂、ズグロチャキンチョウの特長がでています。
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草がかぶっています。この写真だと腹から尻にかけての黄色が目立ちません。
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コホオアカ 過去にも舳倉島や天売島などで観察しています。この個体は頭の赤みが綺麗で夏羽に近いと思われます。
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舳倉島ではこの時期、ツメナガホオジロやシラガホウジロがかなりの確率で見られるそうです。今年は見られませんでしたが、代わりにチャキンチョウspを見ることができ少し得した気分になりました。
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by harada5550 | 2010-10-16 21:36
秋の舳倉島にて-1 (ヒメウタイムシクイ 他)
d0099854_0183222.jpg 3連休を利用して秋の渡りを期待して舳倉島に行って来ました。天気が気になりましたが、初日は小雨が降ったり止んだりで曇り、二日目は晴れたと思うとザアッと来て不安定な天気でしたがまずますでした。
 成果としては、9月から入って抜けてしまったと思われたヒメウタイムシクイがまだ居たこと。チャキンチョウspと思われる個体が居たこと。距離はありましたがマミジロタヒバリが撮れたこと。等があげられます。他にはマヒワの群れとアトリの群れ。アカモズ幼鳥、コホウアカ、撮れませんでしたがムジセッカぐらいでしょうか。目撃情報としてはチョウセンメジロ、キマユムシクイ、シベリアアオジもいたそうです。島はGWと違って鳥見エキスパートばかりでリピータがほとんど。今回はベテランBIRDER氏と同行しましたが、2日で48種と今の時期としては非常に少ないそうです。私としてはヒメウタイムシクイとチャキンチョウspが撮れて楽しい旅となりました。



ヒメウタイムシクイ Booted Warbler 和名はヒメウタムシクイともヒメウタイムシクイとも言われます。
 日本国内では1999年9月に石川県舳倉島で記録され山階鳥類学雑誌に発表され、2009年10月に鹿児島県で記録され、今回が3回目だそうです。数週間前から舳倉島にいて換羽が進んでいます。ウタイムシクイの中で最小で眉斑が目立ちません。頭は丸く見えます。
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初日の雨の中で遠くの松に止まった時の写真です。
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メボソムシクイ 今回ムシクイといえばメボソばかりでした。今年は北アルプス登山で鳴き声をよく聞きました。
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マミジロタヒバリ 海岸線の遠くの岩場に止まっていました。小雨の日で300mm×1.4テレコンで撮り大きくトリミングしています。尾と足が長くはっきりした眉斑がわかります。
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d0099854_135272.jpg 今回の舳倉島で鳥の数が少なかったのはハヤブサのせいかもしれません。数羽のハヤブサが島で一番見晴らしのいい灯台の上で常に見張っており、時折ジェット戦闘機のように飛んで行きます。時にはアトリやマヒワの群れに突っ込みます。
 ハヤブサは大好きな猛禽です。飛び方が格好よくて惚れ惚れしますが、今回は「勘弁してほしい」と思いました。困ったものです。
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by harada5550 | 2010-10-12 01:07
初秋の休耕田にて(追加-ウズラシギ)
ツルシギやコアオアシシギのいた休耕田に、茶色のシギが単独で飛んできました。足の長いシギの中で茶色い丸っこいシギがいると思いきやウズラシギでした。神奈川では数年前にアメリカウズラシギが見られて話題になったのを思い出しました。淡水性のシギで近年、減少傾向になるそうです。
 図鑑で調べたのですが、夏羽は胸や腹に細かい縦斑があるそうですが、この個体は斑がめだたないので冬羽と思われます。これからオセアニアまで渡っていくのでしょう。旅の途中で一休みでしょうか。

ウズラシギ 1羽のみで飛んできました。
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ウズラシギ ツルシギ アイアシ、コアオアシと一緒に
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これからオセアニアまで渡っていくのでしょう。旅の途中で一休みでしょうか。
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by harada5550 | 2010-10-11 18:46
初秋の休耕田にて(ツルシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ)
 このところ涼しくなってきました。先週になりますが旅のシギチがよく寄る休耕田に行ってきました。そこにはツルシギ、アオアシシギ、コアオアシシギとなかなかイケてるメンバーが揃っていました。今年はGWにも夏羽のツルシギを見ましたが、今度は「冬羽!?」と思いきや幼鳥から第1回冬羽への換羽中のツルシギを見ることができました。最初は冬羽と思いましたが、後でじっくり図鑑で調べると「全体に黒っぽくて上面に小さな白斑が多い」ので幼鳥だと思います。比較的少ないコアオアシシギを見られたのも幸運でした。これはアオアシシギと一緒にいたのでよく識別できました。大きさだけではなく嘴の違いでも判別できます。

ツルシギ 夏羽の黒さと違いますが、足と嘴基部の赤い色がシックで綺麗です。
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ツルシギ 3羽並んで・・・
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今度は4羽並んでくれました。
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こちらがお静かにしていると、遠くにいても向こうから飛んできます。
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ツルシギ すぐ近くにやって来ますので手前の草にかぶり気味です。
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ツルシギとアオアシシギ 足の色の違いがわかります。
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アオアシシギ こちらも近くに飛んできます。
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アオアシシギ 後ろにコアオアシシギがいます。
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アオアシシギとコアオアシシギ それぞれ35cmと24cmです。大きさがずいぶん違います。
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コアオアシシギ 嘴がもっと黒いのですが、頭部に淡褐色の縦班が多いので幼鳥と思われます。
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コアオアシシギ 水浴び後に左右にバタつきました。3回連続でやるので少しビックリです。
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 今年の秋は水田系のシギチがあまり見られなかったのですが、一度にまとめて見られたので幸運でした。足の赤いツルシギと青い(黄緑か)のアオアシシギ、コアオアシシギが同時にみられたのがよかったです。
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by harada5550 | 2010-10-02 23:10