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天売島の入り江にて(ケイマフリ)
 天売島のボートでの探鳥の目的は、入り江でのケイマフリの撮影でした。昨年はフェリーから見たのと陸路の海鳥展望台から見ただけでしたが遠かったです。やっぱり夏羽の全体は黒くて目の周りだけ白く、さらに赤い足のかわいいケイマフリを間近で見たいものです。今年は最短距離にして10m以下だと思いますが、間近で見ることができました。
 このケイマフリも絶滅危惧種です。ウミガラスよりは多いですが天売島の個体数は300羽程度だそうです。「ケイマフリの楽園」ともいうべき入り江でのんびり暮らしていました。ここは観光船が休止され、いまでは寺沢氏のチャーターボートでしか行けません。ボートでできるだけ静かに、そして体の体制を低くし、なるべく動かずに接近すると、ケイマフリは安心して逃げませんでした。

ケイマフリ ツガイなのか仲よさそうにしていました。
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写真が前後しますが一羽が海から岩に上ってきました。
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天売島の断崖に巣がありました。その下の入り江は、まさに「ケイマフリの楽園」でした。
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海の上を駆けての飛び出しがどこかユーモラスです。
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岩の上では鳴き交わすケイマフリ
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ケイマフリは、ベストシーズンでした。日本では北海道では留鳥で天売島は代表的は繁殖地です。本州中部程度まで冬鳥として南下します。冬鳥タイプの体下面が白くなるのもシックでいいですが、やっぱり全身が黒い夏羽タイプが私は好きです。
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by harada5550 | 2011-06-25 23:11
天売島にて(ウミガラス)
d0099854_11354767.jpg 昨年の5月に訪れた天売島。渡りの鳥と海鳥の両方の目的でたずねましたが、渡りの鳥はともかく、肝心の海鳥は波が高くボートからのウォッチングはできませんでした。そのため羽幌から天売島までの行き帰りのフェリーからの海鳥ウォッチングのみになり、それでもケイマフリ、ウトウ、ウミスズメ、オオハム夏羽などを見ることができそこそこ満足していました。
 ところが、今年もこの時期になり、ふと昨年、天売島のボートに乗れなかったことを思い出し、間近に海鳥を見たいという気持ちが高まり、海鳥ベストシーズンの先週、思い切って出かけてきました。昨年と同じように天売島在住の自然写真家である寺沢孝毅氏のお世話になり、波の状態もよくボートからの海鳥ウォッチング&撮影ができました。
 別名「オロロン鳥」の希少なウミガラス、赤い足ひれがかわいらしいケイマフリ、雛にあたえるイワシをくわえて帰巣するウトウ、繁殖羽の美しいウミウ、海上の可愛らしいウミスズメ等に会うことができました。陸鳥では定番のノゴマからコヨシキリ、シマセンニュウ、ベニマシコ、オジロワシ、声だけですがエゾセンニュウなど。その他コサメビタキ、アリスイ、コムクドリやウグイスもいて、数こそ渡りの時期に及ばないものの、充実した鳥見旅となりました。





ウミガラス(Common Murre)
通称「オロロン」です。北海道北部の国道231号232号は通称「オロロンライン」とも呼ばれ、人々になじみのある名前の鳥です。天売島では1963年には8,000羽が棲息しコロニーも見られたものの、その後激減して今年確認されたのは21羽だそうです。原因は、サケマス漁の魚網に引っかかったり、天敵であるオオセグロカモメやハシブトガラスによる雛の捕食だそうです。絶滅を食い止めるために棲息地の崖には多数のデコイと拡声器によるウミガラスの鳴き声を流す誘引作戦を行っています。
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ボートの上空を旋回していましたが、着水するのはボートから遠い場所。なかなか近寄れません。
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一見すると、「飛べるペンギン」といった感じです。
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今回、幸運にも海上でウミガラスに会うことができました。ただし私が確認できたウミガラズは1個体のみ。昨年の12月にNHK番組「ダーウィンが来た!」でロシアサハリン沖の無人島「チュレニー島」のウミガラスを放送していました。その数、実に10万羽。環境省の2006年に見直されたレッドリストでは(CR)絶滅危惧ⅠA類ですが、多くいるところにはいるもんです。天売島でも再び繁殖に成功し、数多くの岩の上の「オロロン」や、飛び交う「オロロン」を見たいものです。
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by harada5550 | 2011-06-18 11:28
浜辺にて(ハジロクロハラアジサシ、クロハラアジサシ、ほか)
 浜辺にはアジサシが来る季節になりました。ここの浜辺は幸いにも東北太平洋沖地震の津波の影響も受けなかったせいか、例年通りコアジサシの繁殖地となりそうです。繁殖地は柵で囲われて大事に保護されていて安心です。
 さて、ここはコアジサシのコロニーのほかに、時々渡りのアジサシが入るので楽しませてくれます。今回は夏羽のハジロクロハラアジサシとクロハラアジサシを撮る事ができました。旅鳥のため東南アジア方面からモンゴル、中央アジア方面に渡っていきます。両方とも沼アジサシのため、内陸の沼で見ることがありますが、距離が遠くて被写体としてあまりいいものではありませんでした。今回は砂浜でアジサシの群れの中にまぎれており、比較的近距離でとることができました。


ハジロクロハラアジサシ 初撮りです。夏羽では見間違うことはありません。右にいるただアジサシも「足の赤いタイプ」で少しうれしくなります。
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ハジロクロハラアジサシ 飛んでいるときもすぐにわかります。
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クロハラアジサシ こちらもアジサシの群れにまじっていました。ハジロクロハラアジサシに比べると普通ですが、アジサシと比較すると明らかにお腹が黒いです。
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コアジサシ 求愛給餌です。メスのとぼけた表情が微笑ましいです。
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アジサシ 夏の海をバックに飛んでいました。
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 湘南の海もかつてはアジサシが来ていたようですが、いまでは酒匂川の河口付近のコアジサシに限られるようです。小田原市の鳥もコアジサシなのですがさびしい限りです。夏の浜辺の風物詩のアジサシが湘南の海にも戻ってくれることを願います。
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by harada5550 | 2011-06-05 21:58