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休耕田にて(タマシギ、タシギ、チュウサギ、コサギ)
 9月も半ばを過ぎましたが、依然として暑い日が続きます。この日はツツドリが各地に入り始め、秋の旅鳥であるエゾビタキを探しに行きましたが、まだ早いようです。例年ではそろそろ入り始める時期ですが今年は太平洋高気圧が強くて空気が入れ替わらないのか全く気配がありません。毎年食べに来るミズキの実もまだ熟しておらず植物の季節の変化も遅れているみたいです。
 この日は予定変更して、先日訪れた休耕田にタマシギの様子を見に行きました。休耕田にはタマシギ父子は健在であったものの、雛が4羽から3羽に1羽減っていました。猛禽にでもさらわれたのでしょうか。ほかには新たにタシギが3羽入っていました。先日チュウジシギを見ていますので再びジシギの識別です。そのほか、チュウサギ、コサギ、アマサギも多く見られました。
(撮影日:2011年9月18日)

タマシギ(Greater Painted Snipe)
一週間たつと雛も大きくなります。ここのタマシギは日中は草陰に隠れてほとんど動きがありません。留鳥であるためか(中には南に渡るものもいます)、他の野鳥と比較すると子育ての時期が遅い気がします。
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タシギ(Common Snipe)
旅鳥です。タマシギのいる休耕田に新たに加わりました。ジシギの識別は難しいです。今回は図鑑「日本の野鳥590」「COLLINS BIRD GUIDE」で確認しました。大きさ、非常に長いクチバシ、目先の過眼線の太さ、羽を広げたとき次列風切先端の白線が目だつ点、尾羽の枚数は不明、以上からタシギと判断したいと思います。
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チュウサギ(Intermediate Egret)
夏鳥です。この時期は冬羽になりクチバシが黄色くなります。比較的よく見られるので準絶滅危惧種とは知りませんでした。
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コサギ(Little Egret)
冬羽のコサギもよく見るとなかなか興味深いものです。アマサギ、クロサギ、カラシラサギと違いを比較してみました。コサギ冬羽は上クチバシが黒く下クチバシは淡色、足は黒く足指はやや緑かかった黄色です。
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ここの休耕田の周りは来週にも水が抜かれ稲刈りの準備に入るそうです。この休耕田も同様に水が抜かれてしまいます。鳥たちがかなりの賑わいを見せていますが、それもあとわずかな時間となってしまいそうです。
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by harada5550 | 2011-09-19 21:16
休耕田の水鳥たち(チュウジシギ、タマシギ、トウネン、ムナグロ、クサシギ)
 もう9月半ばというのにまだまだ、暑い日が続きます。例年であれば秋のシギチの渡りの最盛期とでもいえましょう。ところが今年は東北大震災の減反政策の影響か、休耕田が少なくシギチ探しに苦労します。いつもは休耕田である田圃がほとんど作付けされています。このところ週末を使ってシギチ探しをしましたが、なかなか出会えません。台風も関東を避けてしまって置き土産にも会えませんでした。湘南の田圃にはハジロクロハラアジサシが迷い込んでいたそうですが運悪く抜けてしまいました。そんな中、県内を中心に出会えたシギチたちを載せさせて頂きます。
(撮影日:2011年9月3~11日)


チュウジシギ(Swinhoe's Snipe)
 ジシギ類の見分けは実に難解です。時に大きさも形もタシギに酷似しています。
同行のベテランバーダー氏によると
①飛んだとき次列風切先端に白線があればタシギ。無ければチュウジシギか。今回はないのでチュウジシギ。
②嘴の長さと頭の大きさとの比較から、嘴がタシギのように長くないのでチュウジシギ。
③体色がオオジシギのような薄い色味でなく濃く感じられることからチュウジシギの可能性大。
④一番確実なのは尾羽の確認ですが、忍耐と辛抱が必要で今回は確認できませんでした。
以上より推定チュウジシギとします。すでに刈り取りが済んだ田圃に数羽の群れでいました。
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少しはなれたな場所の別の個体。同じようなポーズです。
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タマシギ(Greater Painted Snipe)
 今年も出会うことができました。しかも4羽の雛を連れて。一妻多夫でオスが子育てしています。今回は悠々と田圃の真ん中を渡っていきました。
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日中はなかなか出てきません。雛が顔を出しました。オスが後ろで見守っています。
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しばらくするといきなり、田圃を親子で渡り始めました。
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トウネン(Red-necked Stinct)
 海辺で見かける小さなトウネンも内陸の休耕田で見かけると思いのほか大きく見えてしまいます。静かにカメラを構えていると近くに寄ってきます。
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この日は3羽が確認できました。
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ムナグロ(Pacific Golden Plover)
 ムナグロは毎年、ここの畑で見かけます。この日は9羽の群れでした。
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奥にはサギの群れがいました。
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クサシギ(Green Sandpiper)
 平凡と思われるクサシギも、順光でキレイに撮れました。
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シギチめぐりは噂を聞きつけて行くのではなく、去年の今頃は「何々」がいたので今年も行ってみよう。などと思って期待していくと思わぬ出会いがあったりします。それが面白いのですが、今年は例年のいつもの休耕田がありません。行ってみると作付けされていたり、ひどい時には宅地になっていたりします。毎年新しいポイントを見つけていくしかなさそうです。


 
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by harada5550 | 2011-09-13 22:56