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 アカガシラサギとクロサギ
 アカガシラサギはこのところ、首都圏でも比較的見られるようになった野鳥かと思います。ところが私はなかなか会うタイミングが合わずに見逃していました。今年も千葉県某所に出ているとのことで出かけてきました。撮影ポイントはカメラマンにとって残念な逆光ポイント。当日天気が薄曇りでこれ以上、陽が強くならないことを願ったのですが、それに反して時間がたつにつれて好天に・・・。逆光をうまく使って輪郭のみ浮き上がらせて撮りたかったのですが難しいですね。
 関連性はありませんが、漁港でクロサギも撮れましたので同じコウノトリ目サギ科として載せます。
(撮影日:2012年2月5日、26日)

 アカガシラサギ(Chinese Pond Heron)
 その名のとおり繁殖地は中国で、冬季棲息地は東南アジアで、日本では夏季に見られることが多いみたいです。ただしそのような棲息特性を考えると冬季に本州で見られるのは珍しいのではないでしょうか。冬羽は夏羽のような頭部の派手な赤褐色はありませんが、その分地味で落ち着いた感じです。大きさはコサギよりもずっと小型です。
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 クロサギ(Pacific Reef Heron)
 湘南でも見られるクロサギです。日本でも留鳥ですが生息域は東南アジアからオセアニアまでにわたります。黒色型と白色型がありますが、この黒色型は見間違うことはありません。
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 アカガシラサギは夏羽に、クロサギは白色型にそのうち会いたいものです。
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by harada5550 | 2012-03-20 22:56
漁港にてカモメいろいろ
 日本の有名なカモメポイントである関東の某漁港沖でこのところ地震が発生しています。一部被害も出ていて心配されるところです。
 今年はクロワカモメをはじめカナダ、アイスランド(カムリアン)と珍しいカモメに出会えました。カモメビギナーである私は大変得な気がしています。今回はそれらに比較して身近なカモメたちにスポットを当ててみました。(撮影日:2012年2月4日、26日)

セグロカモメ(Vega Gull)
基本種セグロカメモメ、モンゴルもアメリカもカナダもアイスランドもホイグリン系も、大雑把にはこのセグロの派生系みたいなものと認識しています。
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オオセグロカモメ(Slaty-bached Gull)
これも冬の定番、オオセグロカモメ。第3回冬羽と思われます。
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オオセグロ第1回冬と第2回冬と思われます。
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シロカモメ(Glaucous Gull)
第1回冬羽の典型的な「雪だるま」です。
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ワシカモメ(glaucous-winged Gull)
第1回冬です。ここらへんがすぐにわかるようになりたいものです・・・
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カモメ(Mew Gull)
タダカモメです。中型カモメでウミネコのようなきつい目ではなく癒されます。
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ウミネコ(Black-Tailed Gull)
日本ではどこでも見られますが、日本固有種とのことで外国人には人気です。やや派手で特徴もあるのかもしれません。
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ミツユビカモメ(Black-legged Kittiwake)
GullではなくKittiwakeというミツユビカモメは私が最も好きなカモメです。外洋性ですが、たびたび港湾にはいります。
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ユリカモメ(Black-heded Gull)
普通種の小型カモメでこれも赤い嘴と足がかわいいです。
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カナダカモメと飛ぶユリカモメ
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一見、身近なカモメですが、実は奥深い鳥です。すこしづつ違いを見つけてあわてずじっくりと識別眼を養っていこうと思います。
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by harada5550 | 2012-03-18 19:47
漁港にてアイスランドカモメ
 アイスランドカモメ亜種のカムリアン(kumlieni)とそれのもう少し大きめの通称「デカムリアン」にも会う事ができました。漁港には排水溝があり、そこには人間にとってはゴミですが、栄養分が豊富なモノが集まります。自然とカモメもそこに集まります。カモメポイントへ向かう途中に「セグロ、オオセグロ、ウミネコ、ユリカモメ等の通常種の中にカムリアンとデカムリアンの双方が混じっている」との情報のいただき駆けつけました。
 アイスランドカモメは初列風切が白くシロカモメに似る亜種glaucoidesと割と初列が褐色の亜種kumlieniがありますが、日本ではglaucoidesは滅多に確認されません。それに対してkumlieniは、日本でも確認されることがあり、大きさや頭の形、足の短さなどからカナダカモメと同種とされることもあるそうです。確かにカナダカモメとglaucoidesの両方の特徴を兼ね備えているとも思えます。
(撮影日2012年2月4日、26日)

アイスランドカモメ カムリアン (lceland Gull kumlieni)
肩羽がしっかりしていますので第3回冬羽とも思えましたが、第2回だそうです。
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飛翔写真。近すぎたのでフレームアウトしておりカメラマン写真としては失格ですが、この写真では肩羽がしっかりしておらず、頭から胴体にかけて不規則な模様があり第2回と思えます。
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手前にkumlieni 後ろで飛び立つのはセグロ第3回と思われます。大きさがかなり小型に見えます。
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この写真は全身がかなり白っぽく見えますが、初列が褐色でkumlieniであることがわかります。
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kumlieni 頭が丸く、初列の特徴も出ています。
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通称デカムリアン? サイズはシロカモメほどでアイスランドカモメより大型ですが、頭が丸く、嘴も小さくアイスランドカモメの特徴を備えているなぞのカモメです。後ろはkumlieni。
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上記3枚とは別の場所で撮った通称デカムリアン? 同一個体と思われます。頭が丸く、嘴も小さく特徴が出ています。
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今年は運よく、カムリアンと通称デカムリアンと会う事ができました。特にカムリアンは第2回冬羽であり、成鳥になった2年後に再会したいと思います。
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by harada5550 | 2012-03-11 19:43
漁港にてカナダカモメ
 今年は(というよりはここ数年)カナダカモメはよく見られるカモメになったと思います。この日本でも有数なカモメポイントでは毎年必ず、かなりのカナダカモメが確認されています。今年は「1日に9羽識別できたとか」、「6羽確認できたとか」、「3年前幼鳥が成鳥になった同一固体である」とかベテランカモメウォッチャーは言われますが、カモメ識別初心者の私は成鳥はなんとかなるものの幼鳥は難しく、同じ日に5羽程度しか確認できません。それでも夏羽と冬羽の2羽の成鳥や第1回冬羽などがわかると楽しくなります。もっとも私のレベルでは確信が持てずに周辺のカモメウォッチャー氏に確認することになります。(撮影日:2012年2月4日、26日)


 カナダカモメ(Thayer's Gull)
 カナダカモメ成鳥の識別ポイントとしては全体的にセグロカモメより小さく、足は短く、嘴も小さく、頭が丸い等あります。しかし今回、私が感じたのは頭の「褐色斑」がセグロカモメのように明瞭な点状ではなく、不明瞭な斑状であることと。飛翔時の初列風切の先が明らかにセグロカモメより薄いことです。
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 手前はセグロカモメです。明らかに初列風切と頭の褐色斑が違い、識別は容易です。
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 カナダカモメ成鳥夏羽(右側) この時期ですが夏羽の綺麗な個体も確認できました。
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 カナダカモメ成鳥冬羽 識別の容易な個体です。
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 カナダカモメ第1回冬羽 ここからが難関ですが、この個体は頭が丸く小柄です。
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 カナダカモメ第1回冬羽 前の写真とは肩羽と嘴の感じが違います。
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 カモメは識別が難しく、見た目も派手ではなくカメラマンには不人気とベテランバーダー氏は言われます。特に幼鳥ではカナダ、セグロ、オオセグロ、ワシの識別ができるようになると楽しくなるのではないでしょうか。
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by harada5550 | 2012-03-10 19:43