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海岸にてアジサシ類とオグロシギ、ツバメチドリ
 北海道シリーズの連載中ですが、近況報告も!
 気がつくと7月も最終日になっていました。この時期、アジサシ類は雛が育ち早くも渡りの準備にはいり、干潟には多くのコアジサシが集結します。シギチも渡りの開始時期です。この日は数箇所の海岸沿いを回りました。コアジサアシ、クロハラアジサシ、オオソリハシギ、オグロシギ、メダイチドリ、コチドリ、ツバメチドリが見られました。

 アジサシ類は関東ではコアジサシのコロニーがいくつかあります。この時期、すでに雛が巣立ちヨチヨチ歩きで餌を親鳥にねだっていますが、飛ぶことはできます。雛はカメラを持った私が静かに低い姿勢で身構えているとどんどん近づいてきます。こっちがビックリして後ずさりするほどでした。コアジサシに混ざって夏羽のクロハラアジサシも2羽確認できました。

クロハラアジサシ(Whiskered Tern)
 夏羽のクロハラアジサシを身近で撮ることができました。砂浜に下りている場合は警戒心が強く、近づくと飛ばれます。このときは採餌のために同じ場所を何度も行き来して飛んでいるため、マニュアルフォーカスでアジサシに焦点が合うのを待ちました。
(撮影日:2011年7月24日)
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コアジサシ(Little Tern)
 幼鳥です。どんどん近づいてきます。足をよく見るとなんとバンディングされていました。関東ではポピュラーですがやはり絶滅危惧種のため、調査対象になっているのでしょう。
(撮影日:2011年7月24日)
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こちらは成鳥の後姿
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潮が満ちてくると干潟の杭に上っています。
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オグロシギ(Black tailed Godwit)とオオソリハシシギ(Bar tailed Godwit)
 7~8羽程度のオオソリハシシギの中にオグロシギが混じっていました。早くもシギチの渡りが始まっています。7月のこの時期は、繁殖に失敗した成鳥が渡り始め、今年の幼鳥や繁殖した成鳥はもう少し後で渡っていくそうです。
 オグロシギとオオソリハシシギは大きさはほとんど同じ(体長39cm)で、嘴がそっているか否かで見分けますが、英名ではBlack tailed とBar tailed の違いで尾でも見分けがつきます。通常、尾羽は風切羽の下に隠れていますので見にくいです。その他に、オグロシギは腹部上部に目だった縦縞がありますが、オオソリハシシギはありません。
(撮影日:2011年7月24日)
写真の左は夏羽の少し残るオグロシギ、右はオオソリハシシギです。
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これは二羽ともオオソリハシシギ
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オグロシギが貝をつまんでいます。
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ツバメチドリ(Oriemtal Pratincole)
この日は、ツバメチドリもお目当ての鳥でした。わくわくしながらポイントへ。向かってみるといま、飛んでいってしまったとのこと。しばらくすると2羽戻ってきました。ところが夏羽を期待していたのですが、すでにほとんど冬羽でした。昨年は5月でしたので夏羽だったのかと思います。
(撮影日:2011年7月24日)
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夏羽のツバメチドリ(撮影日:2010年5月2日)
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 北海道から帰宅後、翌週に関東の海岸を数箇所まわってみました。やっぱり確実に季節がかわっていることが実感できました。これからのシギチの秋の渡りに期待したいと思います。
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by harada5550 | 2011-07-31 16:28
湘南のタマシギ、オグロシギ、コチドリ
 三連休は天気に恵まれましたが、秋の渡りの便りはまだまだ少ないです。そうこうしているうちにシギチの渡りの季節も終わってしまいます。
 「もうそろそろ、いるだろう」と思い、先週までヒバリシギやムナグロ、アオシギが出ていた場所にオグロシギが入ったという休耕田に行ってみました。オグロシギは9羽まとまって採餌したり休憩したり渡りの途中の羽を休めていました。飛び立つ雰囲気もなくすぐに見飽きて他の場所を回りましたが、チュウサギ、コサギ、アオサギ、ケリ、コチドリ程度でこれといった収穫もなく、最後に別の場所に寄ってみました。するとカメラマンが数人。そこにはなんと抱卵中のオスのタマシギがいました。この時期に抱卵して雛がかえっても「冷えてしまって大丈夫なのでしょうか?」

昼間はずっと抱卵していますが、午後遅くなると餌を探しに出かけます
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しかし、10分程度で巣にもどります。この時期、草の丈が高くて全身を現しませんが、それはそれで面白いものです。
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オグロシギ 先日撮ったシベリアオオハシシギと似ていると図鑑に載っていました。識別は嘴がこちらはピンクです。
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雲で陽がかげった時のオグロシギ
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コチドリ 冬羽か幼鳥でしょうか。頭の黒い部分がありません。
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コチドリ ここには8羽がサギ類とともにいました。
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アオサギ 見慣れた鳥です。背景が抜けた綺麗な場所にいました。
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 それにしてもこの時期のタマシギの抱卵! 気になります。今年ここのタマシギは2回子育てに失敗したそうです。残暑が続く中、タマシギも「イケル!」と思ったのでしょうか。最初は地元の方も通り過ぎて全くわからなかったとか。ここのタマシギは留鳥なのか南に渡るか不明ですが、早く卵が孵って子育てが終わって欲しいものです。
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by harada5550 | 2010-09-20 20:21
干潟の野鳥
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 先週に引き続き干潟の野鳥です。
 シギ・チドリ類の多くは旅鳥で、夏には日本より北の国、たとえばシベリアなどで繁殖し、秋には南下して南の国で越冬。その間に日本に立ち寄ります。途中で力尽きて脱落していくもの、生命の食物連鎖の中で犠牲になってしまうもの。そこにはさまざまなドラマが展開しているのでしょう。
 単なる旅鳥というだけではなく地球の生命の息吹きを感じさせられるというと大げさでしょうか。地球は生命にあふれた星です。宇宙でも偶然の重なりあってできた生き物の存在する「賜物」の星です。旅鳥はさまざまな生き物の中で一番行動範囲が広く季節により順応可能な環境を求め一生旅を続けます。
 昨日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議で、地球温暖化対策として省エネルギーの重要性や、域内のエネルギー利用効率の数値目標を盛り込んだ首脳宣言をはじめて採択しました。地球温暖化の危機が叫ばれている昨今ですが、旅鳥が旅を続けられる環境を引き続き維持していくのが地球の覇者である人間の役目ですね。
 と少し固い話はここまでにして干潟の野鳥をお届けします。



エリマキシギ
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オグロシギ
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キョウジョシギ
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キリアイ
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シロチドリ
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チュウシャクシギ
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ソリハシシギ
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ミユビシギ
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干潟遠景
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by harada5550 | 2007-09-09 21:18