今年もサシバの幼鳥が元気に育っていました。幼鳥は3羽いました。ここのサシバは毎年、写真を撮りに行くのですがなぜか縁が無くまともに撮れたことがありませんでした。そんなときはたいてい、仕方無くカワセミやキジ、モズなどを撮って帰ります。しかし今年は運良くサシバ親子の給餌シーンを撮ることができました。
サシバは渡りをする鷹の代表で秋の渡りの時期には各地で観察されます。ところがこのところ渡り数のカウントが急減しており、生息数の減少が推測されレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に分類されるようになりました。
ここではサシバの餌となる蛇やカエル、昆虫などが豊富なようで親鳥が蛇を捕まえてきたり、幼鳥も自ら昆虫などを獲ってきていました。
サシバ成長オス 蛇を捕まえてきました。
すぐに幼鳥がねだりにきます。
もう一羽急いで飛んで来ましたが・・・ この先カメラがバッファフルで撮れず。でも迫力ありました。
餌を持ち去られた後のサシバ成長オス
サシバオス飛翔 ちょうど陽射しが出てきました。
サシバ幼鳥 1羽が止まっているところにもう一羽が・・・ 連続写真です。
まだ、あまりうまく飛べないのでしょうか。「おおい、危ないよ~。」
着地!!
「勘弁してくれよ。ビックリした!」なんてところでしょうか。
今度も幼鳥同士のニアミスです。
「おいおい、またかよ~。」
「変なところに止まるなよ~。」
「まあ、こんどはいいか。ほっとした!」
成長オス 樹の中で夕暮れの光をあびて
カメラを解体し車に載せていたら、すぐ上の電線にやってきて見送ってくれました!・・・なんて。
これにはビックリでした。
ほかにもいいシーンが数多く見られ久々にメモリーカードいっぱい撮ることができました。毎年撮れませんでしたので、数年分まとめて撮ったようなもんです。ここは県内でも数少ない繁殖地です。これからもサシバの住みやすい環境が守られて、毎年渡ってきてくれることを願います。