コチョウゲンボウ狙いと冬の猛禽にも会いたくて関東の農耕地と広大な湿地帯に出かけました。例年、猛禽探しは12月に入ってから行ってましたが、今年はこのところなかなかいい鳥に出会えません。とにかく何かを撮りたくて、「少し早いかな」と思いましたが出かけてみました。今回は地元の方の案内もあり幸運にもコチョウゲンボウを撮ることができました。
コチョウゲンボウはその綺麗な色と個体自体の希少さで撮ってみたい鳥でした。ところがたいへん警戒心が強く飛び方も低空を鋭く矢のように飛ぶので写真に撮るのは非常に難しい鳥だと思います。今回は電線止まりの空抜けですが、落ち着いてリラックスしていたようでじっくり観察できました。ただ距離的には40mぐらいあったと思います。
コチョウゲンボウオス チョウゲンボウよりかなり小型で尾は短めで眉斑がはっきりしています。、オスは翼背面が青灰色で明確に区別できます。このときはリラックスして片足で立っていました。
少し警戒したのか、両足で止まると
飛び出しました。
背中と羽の上面が青灰色で、尾の先に太い黒帯という特長が確認できます。
別の場所で小鳥と思われる獲物を食事中のメスにも出会えました。
猛禽の狩をする農耕地には水路があります。そこにはクサシギがいました。
猛禽類は電線どまりや飛んでいるモノは比較的撮る機会が多いのですが、地面に降りているモノはなかなか撮れません。
今回は、ノスリが地面に降りていたのを撮ることができました。
そして飛び出しました。
(番外)
地面にたたずむ冬の猛禽としてオオノスリを載せます。昨シーズンに撮ったものですが載せ忘れていたものです。
オオノスリはノスリに比べてかなり大型。ケアシノスリのように足のフショ全体が白色の羽毛におおわれています。
飛び出しました。
同じ個体の別の日の飛び出しです。
これから冬の猛禽のシーズンです。広大な冬の農耕地で狩をする姿や葦原のネグラに帰って来る姿が期待できます。今年は地面に止まっている猛禽たちを中心に撮りたいと思います。