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秋の渡りの野鳥―5(カラフトムシクイ、キマユムシクイ)
 11月には入り、晩秋というのに暖かい日が続いています。どうも今年は気候が変な気がします。
 10月に引き続き日本海沖の渡り鳥ポイントへ行ってきました。この時期は例年であれば冬鳥がはいり、冬鳥と渡りの両方が楽しめるはずですが、まだまだ冬鳥の季節には程遠く、ベニヒワやマヒワなどは皆無でアトリ程度しかいません。しかもいまだにノビタキがいました。10月にいたタヒバリ類、ヒバリはほとんど見られなくなりました。かわりに多かったのはツグミ、ジョウビタキ、カシラダカ、ミヤマホウジロなど。冬鳥といえばその程度。それもそのはず、気温は20度以上まであがり寒気は入ってきていません。
 11月にはいり、ムシクイ類はカラフトムシクイが2羽確認できました。合計5羽いるという人もいましたが不明です。カラフトムシクイはここ数年、関東でも見られて盛り上がりましたが、私は見られず、昨年の春に天売島で見て以来です。その他、キマユムシクイも鳴いていました。


カラフトムシクイ(Palla's Leaf Warbler) 
日本で見られるムシクイの中では最小です。とにかくすばしこいという印象で天売島でも、多くの個体がいましたが、撮れたのは1カットのみでした。明確な眉斑と頭央線、2つの翼帯、眉斑が額でつながる。全体的に小さく丸っこく見える。鳴き声などが識別ポイントです。(撮影日:2011年11月5日)
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キマユムシクイ(Yellow-browed Warbler)
キマユムシクイはこれまでも何度か見ています。大きさはカラフトムシクイに近く、2つの翼帯も似ていますが、頭央線があるのですが不明瞭です。眉斑は額でつながりません。鳴き声はよくわかります。(撮影日:2011年10月8日)
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カラフトムシクイとキマユムシクイの違いを中心に載せましたが、自分にとってムシクイ類の識別は難しくセンダイ、メボソぐらいはいいですが、ほかの種類となると撮った写真をじっくり図鑑で調べても識別できません。これももっともっと見て経験を積むしかなさそうです。
by harada5550 | 2011-11-06 15:11
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