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県内の河川にてコウライアイサ、カワアイサ、ウミアイサ
 県内にコウライアイサが飛来していると聞いていましたが、基本的に用心深い鳥とのことですのでBIRDER諸氏のほとぼりが冷めるのを待って、そろそろ大丈夫かと思い出かけてきました。ここの河川ではウミアイサ、カワアイサはよく見られますが、コウライアイサは初めてではないかと思います。コウライアイサは昨年、県内の別の川にメスタイプが現れて(後日、オスタイプか?との噂もあり)そのときも行きましたが警戒心が強く、一度飛んで行くのを見ただけでした。
 ここのコウライアイサは朝から午前中にかけ活発に採餌し、日中は中州で寝てしまうため、朝と夕方に撮影できました。日中はいつものカワアイサ、ウミアイサポイントに向かいましたが、今年もカワ、ウミともに健在でした。今日はコウライ、カワ、ウミとアイサ3種類をまとめて撮ることができました。
(撮影日:2011年11月27日)

コウライアイサ(Scaly-sided Merganser)  
 アジア大陸東部のみに分布する世界的希少種(「日本の野鳥590」から)だそうです。特徴は英名のとおり横腹にウロコ模様があり、ウミアイサやカワアイサと明確に区別できます。大きさはウミアイサよりやや大きく、カワアイサよりひとまわり小さいくらいです。このオスのコウライサイサはメスのカワアイサ2羽とよく一緒にいました。

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ウミアイサのようにコウライアイサもボサボサ頭です。
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夕方、かなり遠くにいましたがこちらに飛んできてくれました。
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カワアイサ(Goosander)
同じ川の別の場所のカワアイサオスです。ここにはカワアイサオス1羽とメス3羽、ウミアイサオスのエクリプス1羽がいました。この場所のアイサ類は警戒心が強く常に一定の距離を保つのですが、今回は人がいなかったせいか、完全にリラックスしていました。
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3羽の揃ったカワアイサメスです。
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ウミアイサ(Red-breasted Merganser)
ウミアイサエクリプスです。この時期にはエクリプスはもういないと思いましたが、季節的にはまだまだいても不思議ではないそうです。カワアイサと比較すると小ささがわかります。
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 この川は毎年、多くのカワガモ類が飛来します。普通種が多いのですがアイサ類も以前からよく来ていました。今年はついにコウライアイサまで来たという感じです。
by harada5550 | 2011-12-01 00:10
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