梅雨に入り、雨が心配されたものの山里のブッポウソウとアカショウビンを目的に出かけてきました。結果としてはブッポウソウは見られたものの、アカショウビンは2個体確認できたものの声のみでした。ブッポウソウとの出会いは6年ぶりでしたが、今回は森の奥まったところで観察中心の場所であり、距離が遠くて暗くて撮影条件はよくありませんでした。
岡山県吉備中央町や長野県天龍村などでは自治体をあげてブッポウソウの営巣地としての保護活動を行っていますが、今回訪ねた場所はなるべく自然のままに保護しているようです。巣箱もかけていますが、ストレスを与えないような場所にあり、しかも木の間にできるだけ目立たないように設置してあります。カメラを構えられる場所も2地点(2人分)しかありません。
今年は、営巣も例年より遅く、回った2箇所ともにまだ抱卵していませんでした。ブッポウソウの抱卵や巣立ちは他の夏鳥と比較して遅いようですが、今年はさらに遅いようです。
(撮影日:2013年6月1日)
ブッポウソウ(Dollarbird)
東南アジアで越冬し、日本などの東アジアで繁殖します。光の具合で緑が非常に綺麗に見えますが、ここではあまり目立ちません。ここ数年個体数は減っているそうで絶滅危惧Ⅱ類です。保護活動も行われています。今回、求愛給餌は見られましたが、営巣していませんでした。
野鳥撮影のポイントとしては、この場所は被写体までの距離も遠くプロミナーで観察するほうが楽しめるかもしれません。その点、自然なブッポウソウの姿を観察できるポイントかもしれません。