毎年この時期になるとサンコウチョウに会いに行きたくなります。
ここ湘南のサンコウチョウは、毎年繁殖のためにやってきます。例年複数のつがいが繁殖するのですが、今年は鳴き声もあまり聞こえず数が多くないような気がします。
この場所に先月にも行きましたが、オスが少なくとも3個体は確認できました。識別の目安は長い尾っぽの形です。その時はまだペアができあがっておらず、オス同士の縄張り争いが見られました。ひらひらと舞いながら相手を威嚇するしぐさは「縄張り争い」というより「華麗な舞」に思えて見とれてしまい、せっかくのシャッターチャンスも見逃してしまったのを思い出しました。
さて、本日はその「華麗な舞」を舞っていたその場所で繁殖が確認できました。争っていたオスの一羽でしょうか。ここではメスはよく姿を現すのですが、オスはなかなか姿を見せません。サンコウチョウは暗い谷筋や渓谷を好みます。そのためSSが上がらずカメラマン泣かせの鳥です。今日は晴天であったため比較的明るかったのですが、場所によってはコントラストがきつくなり、あいからわず厳しい撮影でした。
サンコウチョウオス 今日も華麗に舞っていました
サンコウチョウオス 逆光気味でコントラストがきついです。
サンコウチョウオス 遠景の後ろ姿。羽が少しひるがえっています。
サンコウチョウメス なかなかいい枝にとまってくれません。
サンコウチョウオス
ギリギリで頭がかぶらず撮れました
サンコウチョウオス この個体は少し尾っぽが短い気がします
サコウチョウオス 針葉樹の枝で 尾っぽがかぶってしまいました
サンコウチョウオス 後ろ姿 本日最後のカットでした この後、姿を現しませんでした
サンコウチョウの生息域は東南アジア、特にインドシナ半島で、日本には本州以南に繁殖のため訪れ北海道ではめったに見られないそうです。この鳥を最初に見たときそのような知識がなくても長い尾っぽと青いアイリングで「南国」を連想しました。これからも毎年訪れてくれるのを期待したいです。